
はじめに
世間ではすごく華やかできらびやかな世界観のイメージの強い『社交ダンス』の世界。

最近では日本の地上波のテレビ等でも良く取り上げられている『社交ダンス』。直近ではアニメでは「ボールルームへようこそ」
アニメながら非常に競技ダンサーの心理を捉えた内容です(競技者向け)
バラエティ番組では「金スマ」でしょうか。
金スマでは社交ダンスの「競技」の「ラテンアメリカン」部門が放送されていますね!!ロペス(岸英明)さん・キンタローさんとのペアでシニア部門で世界と戦っていましたね。現在はフィギュアスケーターの村主さんがロペスさんのパートナーとなっております。
これらのTV番組を見て始めたい!!と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか!!色々な状態から始めたいと思われる方がいらっしゃると思います☆
そんな社交ダンスをこれから始めたい初心者の方に向けた色々な悩みや様々な年齢層の立場からの例など…自分が始めた時のリアル。そして色々な立場からのスタートを、経験則から同じ立場に合わせた観点で分かりやすく解説致します☆
まず社交ダンスには種類がある!!
まず社交ダンスには大きく分けて2種類のジャンルがあります。
(リンク載せていますが、「こんな感じなんだ!!位の雰囲気を知る!程度で良いです」)
「ラテンアメリカン」その中に5種類

○チャチャチャ・チャチャチャ基本の足型
○サンバ・サンバ基本の足型
○ルンバ・ルンバ基本の足型
○パソドブレ・パソドブレ基本の足型
○ジャイブ・ジャイブ基本の足型
「ボールルーム(スタンダード)」その中に5種類

○ワルツ・ワルツ基本の足型
○タンゴ・タンゴ基本の足型
○スローフォックストロット・スローフォックストロット基本の足型
○ヴェーニーズワルツ・ヴェーニーズワルツ基本の足型
○クイックステップ・クイックステップ基本の足型
こちらは「競技ダンス」の種類、社交ダンスの世界では他にも初心者が教室に行くとやらされる(?!)「ジルバ」や「ブルース」など色々ありますが・・・
とりあえず分からなくても良い!!
一応名前を知っとく程度で良いです。いつかどこかで必ずやらされて覚えて行きますので(^▽^;)
社交ダンスを始める時「いったい何からどうすればいいの??」
これには様々なパターンがあります。例を挙げていきます。
※以下、何のコネも無い、右も左も分からい前提での説明です※
まず何にも分からない人が社交ダンスに興味を持ってダンス関係者に誰も知り合いがいない場合、その場合はまずは教室に行くしかありません。「社交ダンス」を知る事から始まりです!!
0歳~中学生程度の場合








赤ちゃんから子供達が社交ダンスを習う場合、基本的には「社交ダンスの教室」しかありません。そして対象が「赤ちゃん」の場合は見せる程度。0~2歳(自由に動き回れる状態)まではせいぜい「社交ダンスを覚えさせる」程度です。
でもこれは非常に大事な事で赤ちゃんや2歳程度の子達は「見せる聞かせる学習」をさせる事で音楽の感性や社交ダンスを「生活の中の一部」と思わせる事が、一般的乳児に対する学習の「英語の読み聞かせ」と同じようにやっておくのとやらないとでは後々大きな差が付きます。
…しかしこれは本気で「うちの子を競技ダンサーとしてトップを狙わせたい!!」と思っているような方向けですね!!あ、…話それましたね(;・∀・)
小さな子供やお子さんの場合は「ジュブナイル・ジュニア」という講座を開設している教室を選ぶ事です!!無い所も多々あります。無い所に行っても教室見学などを勧められますが…
正直すごく面倒な事になります(^-^;…ので行かない方が良いです。
※ポイント※
幼児、子供向けの講座がある事、特に【子供の所属の多い教室】が良いです。たいてい実績がある所は所属が多く子供側からしても環境が良いです☆(お互いが教え合える、ダンスの子供同士の友達が増える)
ダンス教室同士は横の繋がりが強いので子供向けの講座の無い所に所属しちゃった後で教室を変えようとすると後々色々面倒です(本人に対してと言うより自分の知らない所で色々あったり無かったりしているので…(;´・ω・))
しっかりと吟味して【ジュブナイル・ジュニア、等の講座。その子達の実績】がしっかりとした所を選びましょう!!
高校生・大学生の場合


高校生や大学生の社交ダンスを習う場所は選択肢が増えます。
①学校の部活で学ぶ。
(高校生はかなり少ないです。大学生は【学連】と呼ばれる部活動があります。)
②「社交ダンスの教室」で学ぶ。
社交ダンスをやりたくて高校生や大学生の場合で部活動で学べる環境のある学校ならば迷いなく入部しましょう。高校で学んで大学も日本学生競技ダンス連盟【学連】のある学校を選らんで継続してダンスを続ける…
…しかしこれには「プロ」の方々からは色々な見方をされています。
学生ダンスは「アマチュア団体」なので独特なクセがあり中々クセが抜けなくなるとか…
学校でも教室でもダンスをしていた場合学校よりも教室に重きを置いた方が良いと言われたりなど…
そんなん気にしなくて良いです(^▽^;)
自分の好きな方を選んで良いんです!!卒業してから教室に通ったっていいんだし。
※実際にそんな教室を見てきた筆者個人の感想です、全部がそうでは決してありません※
ただここで学校を勧めてる理由は教室に通うのは「お金が滅茶苦茶必要!!」だからです。親が出してくれるなら話は別だけどね(;´∀`)
自分の力だけでダンスの教室に通う場合はとにかくお金がかかる所が多いんです。学生にはキツイです。ていううか無理です!!
※ちなみに大学の学連から始めて日本のトッププロで活躍している人も居ますよ!!


例:金光進陪さん(大学生から社交ダンスを開始しています)
社会人の場合
正直ここが本題です!!
子供や学生の場合、小さな子供の年代は比較的習い事の部類なので入りやすく、上記の通り教室選びを間違わなければ失敗はありません。学生も学校などに環境があれば、やる気と意思さえあれば何の弊害も無く始められます。
しかし社会人はそうは行かないですよね・・・
学ぶ場所はこちらも基本的には「社交ダンスの教室」しかありません。
子供に学ばせたい子供の習い事と違ってあまり世間の人がやらない大人からの習い事は、ものすごく敷居が高く感じてしまいます。なんのつても無く社交ダンス教室を選ぶのもかなり難しいです。そして社交ダンス教室はぶっちゃけて当たり外れがあります!!自分に合わずに転々としてすぐ辞めてしまう人が多いです(特に男性)
ココで社会人の目的別に分けます。


競技会を見て気に入った先生の居る教室を決める
競技会の成績を見て実績のある先生の所属する教室に決める
実際に教室に足を運び気に入った先生の教室を選ぶ
内装が綺麗で大きい教室を選ぶ
趣味や憧れで社交ダンスを始めたい方は上記の様に「自分の理想と目的に合った教室探し」が重要です。教室には先生への憧れや教室の美しさだけで選ぶと色々な弊害がある事もあります。
例えば成績が素晴らしくてその先生に憧れて教室を選ぶと…競技ダンサーがゴロゴロいる教室という事が多く、こういう教室はプロの先生も若くてバリバリの現役競技ダンサーの方が多かったり、生徒さんも若い競技選手が多かったりします。
偏見ではないですが競技に全く興味が無く、趣味で覚えたかったり憧れの先生と踊りたいだけ!…な方からすると煩わしく思う場合もあります。
なので「目的」を決めたらまずは教室をしっかりと見学させて貰って自分の雰囲気に合っているか見て聞いて色々と調べましょう!!(何度も言いますが一度通いだすと教室を変えにくいですよ!!)


こんな方々は上記の若い競技ダンサーの居る教室に率先して行くべきです!!もちろんネットなどでピックアップしてしっかりと自分に合うだろう教室を吟味して見学する必要はありますが。
注意点:あなたの年齢が若かったりすると見学に来たらいなや「とりあえず靴はいて動いてみてごらんー」的な事言われいつの間にか教室の一員化させられる教室もあったり…なかったり…します(^-^;
自分の意思をしっかりと持って教室を選ぼう!!
選んだ教室でやるべき事!⇒上手い人としっかり仲良くなってしれ~…っと教えてもらう!!
…これは最重要事項(笑)です。費用については下記に記載しますが、どうでも良いくらい簡単な質問を高いお金をかけたレッスンでするのは「マジでもったいない!!」です…何でもかんでもレッスンで聞いてたら金持ちじゃない限り即確実に金欠になります。
そのくらいお金がかかります!なのでちょこっとずつは同じ教室内の競技ダンサーからしれっと聞ける位仲良くなっておくと教えてくれます…くれる場合もあります(…教室によるかなぁ(^▽^;))
実際に始めるためにかかる費用
社交ダンスはお金がかかります!!


今はこれでもだいぶ敷居が低くなったと思いますがそれでもまだまだ敷居は高いと思います。これも日本の新規参入者が少ない要因の一つですが…
今は始めるだけなら・・・極端な話
教室の月謝、ダンスシューズ(1万~2万半ば程度)だけあれば始められます!!
教室によってはレッスンを受ける義務がある教室もあるかもしれません。
レッスン代はピンキリですが数千円~2万程度です。(レッスン時間30分~1時間程度)
好きな先生と発表会に出たい場合は個人レッスン料、発表会御相手料がかかります(数万円~十数万円程度)
競技会に出たい場合は衣装が必要になります。種目によりますが上記のラテンとボールルーム両方に出たい場合は靴も2種類必要になります。
○ラテンシューズ(5000円~2万5000円程度)




男性用 女性用
○ボールルーム用※男性エナメルシューズ(5000円~3万程度)




男性用ボールルームシューズ(エナメル) 女性用ボールルームシューズ
○ラテン衣装(既存品ならば1万~5万程度、オーダー品なら10~100万以上も…)




男性用ラテン衣装 女性用ラテンドレス
○ボールルーム用衣装(男性は燕尾服※既存品10万程度※オーダー品20~40万以上)(女性10~100万以上も…)
○化粧類(~1万程度)
男性はドーランなど(男性は分かりにくいです…黒く塗る!だけです(笑))
女性は…
例:キンタローさん
こんな感じでゴリゴリのメイクをします。たいてい教室の先生方が教えてくれるのでこの辺は大丈夫です。
…とりあえずこれだけあれば競技会にだって出れます!!
現在はネット購入の選択肢が増えメーカーを選ばなければ非常に安く購入出来るようになりました。学生にも優しいですね☆
それでも一般の世界に生きる人たちからすると…
頭おかしいんじゃねぇ?!
…ってくらい金額の基準がおかしいです(;^ω^)
今回は社交ダンスを始める人への記事なのでそれだけを考えると高くても10万円以下でしょうか…教室にもよると思います。
単純に必要な道具はシューズ(高くても2万円前後)だけですので。教室の入会費の有無や多少のドレスコードがある場合は購入しなければならないかもしれません。
正直まだまだ敷居が高い
今まで見てきた新規参入者はほとんど小さい子が習い事で来る、もしくはお金に余裕がある方が多い…
小さい子は習い事で、学生は学校で出来る人も居る、お金に余裕のある方は大抵年がある程度いった方、そして基本女性が多い。
社交ダンスをしたいけど環境が無くてお金も無い人は年齢関係無く始められません!!
そんなこと無い!!誰にでも出来る!!って言う教室の方居ます。でもその人は分かってないです。見てる視線が違います。正直無理です!!
お金渋ると教室では相手にされなかったり適当な対応をする教室多いです。
※なのでここでポイント※
適当に相手されなかったり、入会費やお金の話で態度が悪かったり、なんか入りにくい対応だなぁって思ったらさっさと出ましょう!!
社交ダンスはお金だけでは無くその環境居心地も重要です。社交ダンスは1日2日で覚えられるスポーツではありません。継続して通わなけらば身に付きません。
なのでしっかりと居心地も良い場所を選んでくださいね!!
必ず何件か回って自分の中で一番良い場所にしましょう!!ぐいぐい入会を勧めてくる先生方を跳ね除けしっかりと何件か回ってくださいね(/・ω・)/
まとめ
今回は何のコネも無くて全くの初めての方向けの内容でした。
正直そのような方々が始めるにはキツイ世界です。…あ(;^ω^)
ずっと否定的な事を書いている様に見えますが本心は全くの逆です。この現実が変わって欲しいです。まだ現実は相当な信念を持っていなければずっと続けられないと思います。
技術が商品の世界です。仕方ないのも分かりますが。自分も微力ながら行っていますが、社交ダンス界の方々がもっともっと新規参入者に向け敷居を下げて無料講座や無料レッスン等をどんどん開催して行って欲しいものですね!!
これからも社交ダンスの記事を初心者視線で書いて行きたいと思います!!
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